2006年04月30日

Chicago − ]]] (February 2006)

chicago30jckt.jpgChicago XXX

結成40周年が間近となったベテラン・ロック・バンド=Chicagoが、全曲ニュー・マテリアルによるオリジナル・アルバムとしては1991年の“Twenty1”以来となる新作を発表した。メジャー・レーベルとの契約が切れて低迷してしまった90年代も地道に活動を続け、割と頻繁に来日公演も行ってくれたが、私としてはすっかり興味が失せてしまっていた。年初に本作のリリース情報が飛び込んできた時も、期待に心躍ることはなかった。

なのに、どういうわけか買ってしまった。Amazonが円安の影響で輸入盤の新譜価格が1,780円だった頃、たまたま寄った新星堂で「一撃価格」と称して1,680円で売っていたのが、買う気になるきっかけだった。丁度Donald Fagenが13年振りのソロ・アルバムをリリースし、音を聞く前から買おうと心に決めていたが、Amazonと新星堂の価格はChicagoと同条件だった。加えて、Fagenの新作と一緒に買うつもりだったThe Flaming Lipsの新作は、輸入盤が店頭には無かった。謂わば、Lipsの代りに購入したようなものだった。2枚買うと心に決めていたため、不用意に立ち寄ったCD店で1枚だけ買って帰るという選択肢は想定外だった。

冷静に考えれば馬鹿な買い物だったが、ほとんど期待していなかっただけに、意外とイケルじゃんと思った。全体のサウンド・プロダクションは80年代のワーナー時代を踏襲しているので、コロムビア時代、特に70年代前半のブラス・ロックで時代を席巻していた頃のサウンドに思い入れが強い方々には、相変わらず受け入れ難いものだろう。しかし、私はどちらかというとワーナー時代のサウンドの方が好きなので、すんなり聞けたという訳だ。

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タグ:XXX Chicago
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2006年04月28日

一体22〜29までを把握している者はいるのだろうか?

chicago30.jpgChicagoと聞いて、何を思い浮かべますか?映画にもなったミュージカル?交響楽団?私なら真っ先にベテラン・ロック・バンドのChicagoです。1969年のデビューですから、あと3年でデビュー40周年を迎えることになります。メジャー・レーベルとの契約が切れてしまった90年代は迷走していましたが、先頃Rhinoから区切りのいいタイトルの新譜をリリースしました。

Chicagoは迷走期にコロムビア、ワーナー時代の原版を買取り、自らのレーベル=Chicago Recordsを立ち上げて、日本では主にテイチクがその再発を手掛けていました。アメリカではそうは上手く事が進まなかったようで、Rhinoに原版発売権を託したようです。最近のオリジナル・アルバムの再発やボックス・セットが結構サマになっているのは、そういうのが得意なレーベルだからというわけです。

Rhinoは80年代後半独自のデジタル・マスタリング技術で、60〜70年代の埋もれた名盤を次々にCD化・再発して一世を風靡したレコード会社ですが、その使命が尽きるとワーナー・ミュージック・グループの傘下に入ってしまいました。旧譜の再発が得意分野のレコード会社ですが、かつてTodd Rundgrenがそうだったように、今回はChicagoが新作の発表で世話になりました。

今回“]]]”というお馴染みの連番タイトルを前面に出してきましたが、前作に当たる「29」は何だったのでしょうか?「28」は?「27」は?・・・・遡ると「21」ならコレだと分ります。だって、実物を持っていますから。「22」はレコード会社を移籍して出したビッグ・バンド・ジャズの作品集だったと記憶しています。それ以降はもう興味が薄れてしまって・・・・。

「ハート・オブ・シカゴ」が単なるベスト盤でしかなかったアメリカと違って、日本では未発表音源を中心としたレア物集としてシリーズ化したため、アメリカでのリリースとの整合性が崩れてしまいました。さらに、アメリカではライブ盤やクリスマス・アルバムまでが正規盤として発売されたため、彼等自身も胸を張って連番タイトルを付けるのは気が引けたようです。

そんな時期も彼等の音楽を聞き続けてきた熱心なファンの方、22〜29までどれが該当するのか教えていただけませんか?出戻りシカゴ・ファン=SunHeroの情けないお願いを聞いてくれる方の、コメント、トラックバック、リンク等、お待ち申し上げております。
タグ:Chicago
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2006年04月24日

蔡詩雲 − 紫外線 (October 2005)

DTsai_UV.jpg台湾出身のイケメン・アーティスト=周杰倫(Jay Chou)が所属するレコード会社=アルファ・ミュージックが2005年に送り出した新人歌手が蔡詩雲(Dominique Tsai)だ。オーストラリア生まれの上海育ちで、本人の希望もあって台湾からデビューした19歳の女の子だ。(正しい表記は「草」冠に「雲」)

香港は東アジアの音楽シーンで重要なポジションにあるが、所詮は小さなマーケットの中で少数のクリエイター達が次々に音楽を送り出しているに過ぎない。自ずとアーティストが違っても音楽は似たり寄ったりになってしまう。一方、台湾ポップスは欧米や日本の音楽を広く吸収しているせいか、ヴァラエティに富んでいる印象がある。上海在住のドミニク・ツァイが台湾を出発点に選んだのは、そうした音楽的な多様性に惹かれたからではないかと思う。

事実、ドミニクのハスキー・ヴォイスは香港ポップス向きではない。第一印象は中村あゆみだった。ポップス調のロックが一番似合う。だが、現段階では一本調子なのは否めない。もう少し歌唱表現に幅が出てくれば大成するかもしれない。

今回のデビューに先駆けて、17歳の時に菊池成孔のユニット=Spank Happyのツアーに参加した経験があり、日本デビューの話もあったそうだ。菊池氏によれば、ドミニクは上海でも屈指の華僑一族の御令嬢だそうだ。恵まれた家庭環境のおかげか、3歳からピアノを始め、バイオリンやドラムスも習っていたそうだ。8歳で歌手を志し、母親の友人を介してSpank Happyのオーディションを受けて見事合格したそうだ。菊池氏は彼女をメイン・ヴォーカルに据えてSpank Happyを継続するつもりでいたのだが、諸事情から逃げられてしまったのだとか。

デビュー・アルバムのタイトル=「紫外線」は、子供の頃に住んでいたオーストラリアでの生活に何か関係しているのかもしれない。物心が付いた頃には既に外出時にサンバイザーとサングラスが必需品だったとか、そんな感じだろうか?(笑)・・・・表題曲の歌詞が分らないから何とも言えないが、ついつい関連性を邪推したくなる。

本作のベスト・トラック、というか、一番のお気に入りは9曲目「四月六日」だ。イントロを聞いて真っ先に思い浮かんだのは、イギリスの女性シンガー・ソングライターBeverly Cravenの1990年のデビュー曲“Promise Me” だ。序盤はそっくりだが、一気にハードに盛り上がるサビへの展開は見事だ。

この曲が象徴するように、アルバム全体の印象はEvanescenceだ。耽美なピアノとへヴィーなギター、時折登場するラップがそう思わせる所以だ。中華ポップス界では珍しいタイプだと思う。まだまだ青臭いサウンドだが、これを敷石にして発展していけばいいと思う。

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2006年04月22日

梁詠[王其] − LOOK (November 2005)

GL_looknormalv.jpgこのところミディアム〜スローなバラード中心のアルバムが続いた梁詠[王其](Gigi Leung)が、久しぶりでヒップホップ〜ポップなアルバムをリリースしました。確かにジジ・リョンはアップテンポな曲には不向きな声質ですが、何曲かそういう曲が含まれていないと、アルバム1枚を聞き通す集中力が保てません。いくら佳曲揃いでも、バラードばかりでは飽きてきてしまうのです。逆にアップテンポな曲ばかりでは、途中で疲れてしまいます。その点、緩急のバランスの取れたアルバムだと、バラードでの歌唱が一層引き立つ気がします。

本作でのベスト・トラックは、やはり4曲目のバラード「小裁縫」でしょうか?映画「小さな中国のお針子」を想起させるタイトルですが、何か関連があるのでしょうか?サビのメロディが初期の佳曲「短髪」や「洗瞼」のタイプで、透明感のあるジジのヴォーカルが独特の浮遊感を醸し出していて絶品です。

作曲陣もそんなジジの歌唱の特徴を十二分に心得ているようで、不向きなタイプの曲でも鑑賞に堪え得る作品に仕上っているのは、流石プロの仕事です。「名模」や「雲裳風暴」、「無良印品」で聞かれる遊び心溢れるアレンジなど、手馴れたものといった感じで、余裕を感じました。

こういうポップなアルバムを待ち望んでいた私には大満足の1枚ですが、ジジの歌唱をトコトン堪能したい向きには物足りなさしか残らないでしょう。ジジの熱心なファンは、大抵そのようです。

遊び心といえば、それはジャケットにもさりげなく現れています。13歳にしてクラシック界のディーヴァとなったCharlotte Churchが、大人になって大胆な路線変更をした昨年のアルバム“Tissues And Issues”及びその一連のシングル、これらのジャケット・デザインをセンス良くパロっているのです。本作のリリースは、シャルロット・チャーチのリリースから4ヶ月後ですから、香港ではそんなことも話題になったのではないでしょうか。あるいは、単に同じデザイナーの手によるアートワークだったということでしょうか?

女優としてはモチロン、歌手としても第一線を走り続けてきて10年。30代突入を目前にしてのリリースで尚この余裕ですから、30代になってもますます活躍してくれることでしょう。

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2006年04月16日

陳慧琳 − 我是陽光的 (September 2005)

KC_eternalsunshine.jpg香港でのリリースから半年以上経ってしまった。諸事情からYesAsiaに注文したのは今年の2月初め。同時に注文したCDの中に元々在庫が無いものがあって、互いに母国語ではない英語を介してのメールでのやり取りを経て、ようやく届いたら2月末だった。

このところハズレ無しの陳慧琳(Kelly Chen)の未だに最新作である本作も、まるで私の好みに合わせてくれているかのような楽曲が並ぶ会心作だ。ただし、前作“Grace And Charm” の第二版をオマケまで(ケリー・)チャンと(笑)聞いていれば、終盤の「手抜き」には腹が立ったかもしれない。

そのオマケとは「大長今」というドラマのサウンドトラックだった。何でこんなものが付いてくるのか、どうして第二版のジャケットでチマチョゴリを着ているのか、本編CDだけで満足してしまった私はその理由を調べようともしなかった。

実は今作の終盤に再び「大長今」絡みの曲が再収録された。おかげでようやく気付くことになった。「大長今」でピンと来た方は今頃大笑いされているだろうが、日本でもアニメにまでなった「チャングムの誓い」のことだった。中国での放映に際して、子供たちの合唱で歌われている主題歌を中国語の歌詞で歌い直したようで、それを歌っているのがケリー・チェンだった。2作連続で収録されるくらいだから、中国でもドラマ共々かなり評判がいいのだろう。

ということは、今作のラスト3曲は謂わばボーナス・トラックのようなものだ。前述の再収録が2曲、それにアルバム・トップの曲の広東語版だからだ。前作をもう少し熱心に聞いていれば、買う気が起こらなかったかもしれない。否、たとえ分っていても、7曲のミュージック・ビデオを収録したDVD付きという仕様は捨て難く、どのみち買っていたことだろう。

本作にイチャモンを付ける気は更々無い。ファンなのに前作を不誠実な聞き方しかしていなかったことへの反省だ。慌てて前作のオマケを聞いた。ドラマ自体は時々見る程度だが、実は主題歌は大好きだ。その曲を既にCDで所有していたとは、本当にウカツだった。

さて、本作の中身だが、言語違いでトップとラストで二度聞ける(聞かされる?)曲は、ヒップ・ホップ調のダンス・ナンバー。サビの部分のアレンジがボビー・ブラウンの曲に似ているのだが、曲名が思い出せない。別にパクリだと非難するつもりは無い。中華ポップスにそんなのはザラだし、日本のポップスだって同じことだ。むしろ、私には取っ付き易くて有難いくらいだ。

ダンサブルに幕開けしたと思ったら、いきなりドラマチックに盛り上がるバラードが続く。終盤の熱唱には無理がなく、ケリーの歌唱力の凄さを再認識させられた。その余韻が残るせいか、3曲目以降はサラッと口直しといった感じの王道ポップスが続く。

かの地では秋のリリースだったが、この時期に聞く方がピッタリと思える春向きな清涼感がある。序盤の展開に比べると平坦な進行の中盤も心地好く聞けるのは、季節感とマッチしたせいかもしれない。再収録された「チャングム」への連なりも、窓を開けて部屋の空気を入れ替えたようなアクセントになっていて、実はいい感じだ。

実際には「涙」をテーマにした曲ばかりだそうだ。言葉が理解できれば、アルバムの印象はもっと違ったものになったはずだ。いずれにしろ、本作もまた愛聴盤の仲間入りだ。既にSAFAに転送済みだ。たちまちヘヴィー・ローテイションになっている。おまけにDVDには7曲6パターンのミュージック・ビデオが収録されていて、女優としても活躍するケリーの美貌が心ゆくまで堪能できる。「チャングム」の件を割り引いても、お買い得だったと思う(笑)。

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2006年04月02日

〜まずは自己紹介〜

はじめまして、SunHero と申します。
趣味らしい趣味といえば、音楽を聞くことくらいしかない40代中年毒身男です(笑)。

MyPCを買った7年前には自分のHPを持つことなど全く眼中になかったのですが、6年前にひょんなことからGAIAX の簡単無料HPサービスを利用することになりました。HP初心者だった私(未だにそうかも!)には、その簡便性はとても有難いものでした。しかし、徐々に欲が出てきて、もっと違ったスタイルのHPを持ちたいと思うようになりました。そんな折に登場したのがWeblogでした。結構理想に近いものだと分ったので、思い切ってブログ・デビューすることに致しました。

最初に開設したのはDoblogです。ちょっと難易度が高そうな無料ブログ・サービスのようですが、その分いろいろと融通が利くようなので、少しずつ頑張って充実させていきたいと考えていました。しかし、スタイルシートの知識に乏しい私には、いつまでも経っても幼稚なカスタマイズしかできません。やがて、見た目よりもコンテンツ重視のブログをやりたいと思うようになりました。そして、移転候補に選んだのがココです。

しばらくは様子窺い程度の更新しか出来ませんが、居心地がよければDoblogにアップしたトピックごと引っ越してこようと思います。それまでは、Doblogの同名ブログや、こちらのアーカイブでブログ・デビュー以前のトピックをお楽しみ下さい。

  ★音楽ペンションSunHero(2000年4月〜2003年8月)
  ★音楽ウェブロッジTR-fan(2004年3月〜2005年6月)

どうぞヨロシクお願いします。

Originally uploaded on February 26th,2006
Latest update on April 2nd,2006
posted by SunHero at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 施設案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記事転載継続中

今年もあっという間に3/4が過ぎた。父が死んで色々忙しかったことが拍車をかけたから、そういう思いが強くなったのかもしれない。まだまだ片付いていない事が沢山ある。しかも、決算で仕事の方も忙しくなる。そこで、この週末はちょっと一息つくことにした。

さて、何をしたかと言えば、未開封CDを片っ端から聞き捲くり、それをBGMにDoblogから記事を転載した。主要カテゴリの記事は転載が終った。おかげで、Doblogの良さを再認識し、Seesaaの不便さを検証することが出来た。結局、ドッチもドッチなのだ。記事タイトルが二行表示できる反面、Unicode表示ができない。

最近はアジアン・ポップスをよく聞くようになったため、Unicodeでないと表示できない漢字で苦労することになった。漢字2文字を[ ]で括ることで、そういう漢字を表現するしか手が無いのだが、この方法にも限界がある。香港・台湾系なら、いざとなったら英語表記に頼ればいい。もっと困ることは、韓国語の表記だ。漢字なら何となく意味が分るが、ハングルでは意味どころか読み方すら分らない。

実際には、「音楽レビュー」の原稿で苦労する以前に、CDからPCへの取り込みで苦労させられる。このPCにはいくつかのリッピング・ソフトがプレインストールされているが、Unicode文字が化けずに表示できるのはWindows Media Player(以下、WMP)だけだ。これでもMP3ファイルの作成はできるが、どうもBeatJamに比べて音量レベルが低い感じで、耳触りもフラットな印象だ。仕方ないので、最近は曲名が文字化けしたままBeatJamでMP3ファイル化し、WMPで文字化けを一文字ずつ修正して行くという手順を踏んでいる。

実はBeatJamでリッピングした場合、ファイル名にアーティスト名とアルバム名も含めてしまうため、少々見辛くなる。デジタル・オーディオ・プレーヤーに転送すると尚更だ。そこで、文字化けを修正する前に、エクスプローラでアルバム・フォルダを開いて、ファイル名からアーティスト名とアルバム名を削っている。最近はコピー&ペーストで簡単に書き換えられるようになったが、こういった一連の手作業はやはり面倒だ。もっと便利なソフトはないのだろうか?

ああ、もっとPCの使い勝手を研究する時間が欲しい。PCのメンテナンスをするためにまとまった時間が欲しい。
posted by SunHero at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする