2006年08月30日

J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜トリは何と!くるり

ホームページを始めて間もない6年前の夏を思い出して、第一回と同様にアーティストごとにレポートしてみましたが、いかがだったでしょうか?ダラダラと長くて退屈なライブ・レポートだったかもしれません。でも、書きたいことは全部書かないと気が済まないのがSunHeroの性分ゆえ、ご了承下さい。

さて、今年のJ-WAVE LIVEの大トリを務めたのはくるりでした。どういう巡り会わせなのか、このイベントでくるりを見るのは3回目。私にとってはくるりだけが唯一3回とも遭遇したアーティストとなりました。

最初は3ピースでインディ・シーンから飛び出してきたばかりの威勢の良さが印象的なバンドでした。2回目には4ピースになって衣装も小奇麗になっていましたが、まだまだ青臭さが残っていました。今回はキーボードも加えた5ピースで登場し、もはや若さで全力疾走していた頃とは違い、抑制の効いた演奏は貫禄さえ漂わせていました。
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  <セットリスト>
 1.The Veranda
 2.ばらの花
 3.ロックンロール
 4.ナイトライダー
 5.Ring Ring Ring!
 6.ワンダーフォーゲル
 7.
 8.東京 (アンコール)

トリに相応しい力量・技量を身に付けていましたが、知名度・人気という観点からは無理があったかもしれません。元ちとせが終った頃から目立ち始めた空席が、くるりの演奏中でも容赦なく増えていきました。その多くは子連れ客。私の前の席も家族連れで、子供がむずがると片方の親が子供を連れて席を離れることがしばしばでした。彼らは三人の侍がステージを降りると、クルリとステージに背を向け、会場を後にしました。

子連れ客が多いのを見越しての出演順だとしたら、主催者の配慮には脱帽ですが、当のくるりには気の毒としか言いようがありません。トリの特権でアンコールに応えてくれましたが、果たしてファンでもないのに最後まで残ってアンコールを求めた観客がどのくらい居たのでしょうか?そういうことを抜きにしても、音楽に対する誠実な姿勢には感銘を受けました。丁度ベスト盤が出たところなので、そろそろくるりの音楽ときちんと対峙してみようかなと思いました。

J-WAVE LIVE 2000+6が終って、もう10日になります。やっとライブ・レポートが完結しました。最後までお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。
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2006年08月28日

J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜トリひとつ前は 三人の侍

ついに竹中尚人(Char)、奥田民生、山崎まさよしから成る謎のギター・トリオ=三人の侍が登場した。彼等の出演はチケットが売り出されてから決まった。一体この三人はどんなことをやるのか?そもそもいつ何がキッカケで結成されたのか?活動状況も結成の経緯も全く分らないながらも、メンツの凄さに期待は増すばかりだった。実際、3本のギターのアンサンブルも、3人のコーラスワークも、想像以上に素晴らしかった。加えて、お笑いの要素をフンダンに盛り込んだステージ進行は、山崎まさよし、元ちとせと緩んでいった観客の気持ちを一気に引き締めた。

ステージが進行していくうちに、グループにまつわる色々な事が明らかになっていった。北海道、それも札幌限定で活動していて、北海道以外ではJ-WAVE LIVEが初お披露目だった。だからこそ、札幌を発つ時に空港で刀の持込を断られたという話までがリアリティを帯びた。札幌では恐らく小道具の刀を本当に腰に差して現れたのではないだろうか?

刀こそなかったが、登場の仕方からして、笑いを誘うものだった。TV時代劇「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」(歌唱:上条恒彦)をBGMにステージに丸腰で現れ、刀を抜いて次々に敵を斬る振りをして見せた。3人の立ち回りのバラバラ感・もたつき感が何とも微笑ましかった。おかげで、BGMはフル・バージョン流れた。

「木枯らし紋次郎」は1972年中村敦夫主演で放送された。口に銜えた長い楊枝を吹き矢のように飛ばすのが、紋次郎のトレードマークだった。男の子たちはチャンバラごっこの際、こぞって真似したものだった。果たして何人の客が知っていたことか?さらに遡って1963年から69年まで続いた「三匹の侍」という長寿番組があった。どう考えてもグループのコンセプトは年長のCharの発案だろう。

聞き所満載の演奏もさることながら、合間のMCも爆笑ネタ多数で、覚え切れないほどだった。他のブログで得た情報を加味しながら、できるだけ簡潔にレポートしようと思う。まずはセットリストをご覧あれ。曲名はJ-WAVEの公式発表では不十分だと感じたので、勝手に加筆訂正しました。

samurai_ws.jpg  <セットリスト>
 1.三人の侍のテーマ〜侍でござる
 2.ホテル代々木体育館
 3.Black Shoes (Char)
 4.ロボッチ (奥田民生)
 5.アレルギーの特効薬 (山崎まさよし)
 6.Come Together
 7.エレクトリックおばあちゃん
 8.上を向いて歩こう

詳細はコチラ!
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2006年08月26日

J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜五番手は 元ちとせ

chitose.jpg次あたり無名の新人グループ(爆)=三人の侍の登場かと思ったら、山崎まさよしと同じ事務所の後輩が登場。J-WAVE LIVEには4年振りの出演だそうだ。去る6月の全国ツアーのチケットが取れなかった私にとっては、この日一番のお目当てだった。

  <セットリスト>
 1.青のレクイエム
 2.はなだいろ
 3.蛍草の夜
 4.Ob-La-Di, Ob-La-Da
 5.語り継ぐこと
 6.恐竜の描き方

ビートルズのカバー以外は全部ニュー・アルバム収録曲という見かけに依らず強気な選曲だった。ついつい6月のコンサート・ツアーを逃したファンへの思いやりと勝手に解釈してしまう私も強気なのか?裸足で歌い舞う姿は3年前に観たライブそのままなのに、さりげなく今の元ちとせをアピールする選曲には、守り続けるべきものと向上心を持って変わり続けるべきものをシッカリわきまえている感じがした。それは同じ強気でも私の傲慢さとは全く違う次元のものだ。

あの時期に妊娠休業するのは、アイドル歌手なら致命的だ。元ちとせにしても少なからず痛手だったことは、復帰後のCDセールスが休業以前に及ばないことが証明している。だが、一度彼女の歌い舞う姿に触れれば、そんな世俗的な尺度で元ちとせを評価することが馬鹿げている事に気付くはずだ。

ただそれに気付くには多少年齢を重ねる必要もあるようだ。私の隣の女の子達はしばらく退屈そうにしていたが、やがて聞き惚れている私の前を横切って客席外へ姿を消した。どうせなら始まる前に席を立てよと腹立たしかったが、そんな気持ちまでもあの歌声が優しく消してくれた。デビュー当時のキャッチコピーだった「100年に一人の歌声」が伊達でないのを再確認した夜だった。

余談:観客にも問題アリ!
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J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜ド真中の四番手は 山崎まさよし

絶対トリだと信じて疑わなかった山崎まさよしがもう登場してしまった。ニュー・アルバム“ADDRESS”を引っ提げての全国ツアーの合間の出演だった。一足先にライブを体験していた人なら当然予想できたアコースティックを基調としたパフォーマンス。事前に分っていれば、もっと違う出演順を予想したはずだ。BONNIE PINKに続いて早すぎる登場に、私の機嫌はまた傾いてしまった。(笑)
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  <セットリスト>
 1.最後の海
 2.名前のない鳥
 3.Long Yesterday (中村キタロー登場)
 4.ADDRESS
 5.Fat Mama
 6.メヌエット (Dr.Kyon ゲスト参加)
 7.晴男

その場でギターのリフやタンバリンのリズムをサンプリング・マシンでループさせるというハイテクを駆使したソロ・アコースティックでスタートした。途中からツアーにも参加している中村キタローが登場し、ギターやパーカッション、ハーモニー・ボーカルなど様々な形で演奏をサポートするが、前の3組がパワフルに圧して来るのとは好対照なリラックスした雰囲気に包まれた。

サウンド的にはスケールダウンしても、“Fat Mama”のような熱い演奏がしっかり心に響いてきて心地良い。こういうシンプルな演奏形態でも観客のハートを鷲掴みにしてしまうのは、山崎まさよしがアーティストであると同時に優れたミュージシャンでもあるからに他ならないが、演奏が始まってもすぐには席に戻って来ない客が多かったのは残念だ。

まあ、3組聞いた後で、そろそろ休憩を取りたいという気持ちも分らない訳ではない。幕間のトイレ待ちや売店の行列の長さも、このときが一番長かったのかもしれない。かく言う私も早すぎるセットチェンジに慌てて席へ戻ったわけだし。(苦笑)

最後の2曲には元ちとせのバック・バンドからバンマスのDr.Kyonがアコーディオンでゲスト参加した。後から前日の平井堅に小田和正がサプライズ・ゲストで登場したと知って、もうチョット華のあるゲストを呼んでも良かったんじゃないかと思った。とはいえ、やっと念願叶って山崎まさよしを生で聞くことが出来た。それだけでもう十分満足だった。
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J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜三番手は 絢香

幕間の楽屋レポートの最後で「次は誰が登場するのでしょうか?」って言われても、アンジェラ・アキの見事なネタバラシで絢香だって皆分ってたんですが、あのナビゲーターの人だけ知らなかったのでしょうか?承知の上でわざと言っているようには見えませんでした。多分、台本通りに言っただけだと思います。

さて、TVドラマ「輪舞曲(ロンド)」の主題歌でデビューを飾った絢香は、当時現役の高校生。今回のイベント3日間を通じて最年少の出演者。楽屋では10歳年上のアンジェラ・アキにすっかり気に入られたようで、それがステージを去る際の発言に繋がったようです。デビュー曲のジャケットとか公式サイトなんかで見ていた感じとは全然違って、ボーイッシュなストリート・ファッションで登場し、ステージ狭しと動き回るエネルギッシュなパフォーマンスを披露してくれました。

まだシングル3枚出しただけなんで、シングル曲3曲とカプリング曲1曲しかやりませんでしたが、緊張しながらも場を盛り上げようと頑張っていた姿は健気でした。初めて人前で歌った曲だったか、オーディションで歌った曲だったかが、平井堅の“Love, Love, Love”だったという話をしたから、それもやるのかと思ったんですが・・・・やってほしかったなあ。
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  <セットリスト>
 1.I believe
 2.melody
 3.Real voice
 4.ブルーデイズ

何とシングル曲をリリース順に披露し、締めは“melody”のカプリングでブルージーなバラードでした。バンドのメンバーにはBONNIE PINKでもギターを弾いていた人がいて、ラストの曲はこの人のアコースティック・ギター伴奏だけで歌われました。2や3のような若さ全開のアップテンポな曲も良かったのですが、年齢を重ねながらバラード・シンガーとして大成すれば、歌手として長くやっていけるのではないか?1や4を聞いて、そんな思いがしました。
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2006年08月24日

J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜二番手は アンジェラ・アキ

出演順の予想が唯一当たったアンジェラ・アキは、ピアノの弾き語りによるソロ・パフォーマンスかと思いきや、ベースとドラムスを従えた3ピース・バンドで登場。バンド形態ではこれが初ライブなんだとか。早速このイベントならではの意表を突いたステージが展開されました。

合間のMCによると、札幌、広島、そして東京と3日連続のライブということでした。いずれも夏の音楽イベントとらしく、移動は大変だったでしょうが、全く疲れた様子は見られませんでした。むしろ、連日沢山の人を前にパフォーマンスできる喜びを全身で表現しているように見受けられました。
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  <セットリスト>
 1.お願い
 2.HOME
 3.Santa Fe
 4.心の戦士
 5.MUSIC
 6.This Love
 ※ 1&2はピアノ弾き語り、3〜6はバンド演奏

シングル4曲全部やってくれるのかと思いきや、FINAL FANTASY の挿入歌“Kiss Me Good-Bye”はやりませんでした。代りにカプリング曲の“Santa Fe”を披露。こういうイベントではBONNIE PINKのようにベタな選曲の方がいいと思うのですが、選曲の良し悪し、彼女目当ての方々にはどうだったんでしょうか?

チケットを取ってから俄然興味が沸いてきたため、圧倒的に勉強不足のまま当日を迎えてしまいました。ある意味、何の先入観もなしに彼女の音楽に触れたわけですが、素直にシングル以外の曲もイイと思いました。

苦節10年、ようやくブレイクした喜びを全身で表現する姿は圧巻でしたが、終始マイペースでドンドン先へ行ってしまいます。私だけがそう感じたのかもしれませんが、時間内で収めなければいけないと焦っていたようにも見えました。去り際も潔くてカッコ良かったのですが、次に誰が登場するかは公然の秘密なのに、「次は絢香ちゃんで〜す」と堂々とネタばらし。唖然としたと同時に、イベント慣れしていない初々しさも感じました。
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J-WAVE LIVE 2000+6 (8/20のみ)〜トップバッターは BONNIE PINK

bpink.jpg第一回の苦い教訓から、オープニングは第一候補=アンジェラ・アキ、第二候補=BONNIE PINKと睨んで、開演に間に合うように昼飯を済ませてサッサと出掛けたのですが、第二候補というか第二希望が登場!第一回のブリグリと同様、人気急上昇中の注目株を持ってきた訳ですが、ボニピンの場合は2度目のブレイク。過去にも出演経験があるので、このイベントに関しては無難な人選だったと言えます。

10周年記念イヤーを締め括る今秋のツアーのチケットがことごとく取れなかったのですが、とりあえずライブでぜひ聴きたかった曲を網羅してくれました。開演に間に合ってホント良かったと安堵しました。

  <セットリスト>
 1.Evil And Flowers (ピアノ弾き語り)
 2.LOVE IS BUBBLE (一気に盛り上げます)
 3.Tonight, the Night (これをライブで聞けたのが一番嬉しい)
 4.Last Kiss (ベスト盤で初めて知った人の間でも人気の曲)
 5.Heaven's Kitchen (最初のブレイクのキッカケとなった記念の曲)
 6.A Perfect Day (これ目当てに来た人、やっぱ多かったみたい)

胸元が大きく開いたベージュ(あるいはモカブラウンか?)のワンピースで登場。ちょっと地味な色使いじゃないかと思ったが、腰から下にヒラヒラのフリルが何重にもあしらわれていて、これは間違いなく「人魚」のイメージで作られた衣装ですね。楽器を演奏しながら歌うのはもったいないくらい素敵な衣装でした。ピアノやアコースティック・ギターを弾いて見せても、ミュージシャンぽく見えないのが、BONNIE PINKの魅力でしょうか?

いきなり初っ端に登場したもんだから、心の準備が間に合わなくて、楽しみにしていたのに十分乗り切れなかったという不満をもらす人も多いようですね。これはアンジェラ・アキだったとしても同じ気持ちになったと思います。少なくとも、トップバッターとして場内を盛り上げる役目は十分果たしたと思います。

一生懸命盛り上げようと奮闘している姿が健気だった絢香とは好対照で、貫禄が付いたのでしょうか、さりげない言葉で観客を心地良くさせる術を身に着けていました。一番象徴的な例は、入場時に配られたうちわが綺麗だと褒めたこと。もっと振って見せてねと柔らかくおねだりしたら、ラストの曲では皆うちわを大きく振って、場内が一体感に包まれて感動的でした。
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2006年08月22日

J-WAVE LIVE 2000+6 (3日目のみ)〜総評編
2006/08/20 国立代々木競技場 第一体育館

夏の音楽イベントとしてすっかり定着した観のあるJ-WAVE LIVEに5年振りで行って来ました。The Brilliant Greenを見逃した第一回(2000年)、2日目だけ行った第二回(2001年)に続いて、これで3回目。当初は1日だけのイベントだったのが、2回目は2日間、今回は3日間に及ぶイベントにスケールアップ。2回目同様、全日程を見たかったけど、経済的な理由を筆頭に様々な柵に阻まれてしまい、最終日だけになりました。

流石に今年で7回目。幕間のセット・チェンジも手際よく、2日目より1組多い、7組もの出演者があったにもかかわらず、15:30〜21:00という予定時間内で収まっていました。だからこそ余計気になったのが音響面。元々コンサート・ホールじゃないんだから多少の難点は致し方ないとしても、ボーカルが聞き取りにくかったのは致命的でないかい?アンジェラ・アキや山崎まさよしのようなボーカルが前面に出るタイプのパフォーマンスでは、ファンで無い人にもしっかり歌詞の意味が届くようなマイク加減を心掛けて欲しかった。あのSteely Danが同じ会場でしっかり聞かせてくれたんだから、来年以降の改善に期待します。

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幕間の演出も進歩していました。ビデオクリップの垂れ流しだった1回目とは違い、J-WAVE LIVE on TVと銘打って、ステージ両脇の大型ディスプレイに楽屋からの生中継が映し出されるという趣向が用意されていました。インタビュワーは勿論J-WAVEのナビゲーターの皆さん。観客の反応が楽屋まで届くおかげで、さながら双方向TV状態。幕間にタバコ、トイレ、腹ごしらえ等したら、イベントのもうひとつの楽しみを見逃してしまう。お目当て以外の出演者が出番の間にこういったことを済ませるのが得策か?それもモッタイナイでしょ。

さて、イベントが終了するや否や、J-WAVEのイベント告知サイトは終了報告サイトに早変りしていて、各日のセットリストが出演順に掲載されています。いつまでリンクが有効か分りませんが、全容を手っ取り早く知りたい方は下記のリンクをクリックして下さい。

通俗的な出演順はこんな感じでしょうか?
  1.絢香
  2.アンジェラ・アキ
  3.三人の侍(竹中尚人、奥田民生、山崎まさよし)
  4.元ちとせ
  5.くるり
  6.BONNIE PINK
  7.山崎まさよし(with 中村キタロー)
そうは行かないのが、このイベントの特徴のひとつ。上記の予想で当たったのは、アンジェラ・アキだけ。デビューしたての絢香にオープニングをやらせるとは思っていませんでしたが、過去2回も足を運んでいながらトリを見事に外したのは、最近の各アーティストの活動状況や人気に疎くなっている証拠なのでしょうか。

関連情報はコチラ!
タグ:J-WAVE LIVE
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2006年08月14日

BONNIE PINK − Every Single Day (July 2006)〜前編

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[アーティスト] BONNIE PINK
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私がBonnie Pinkの音楽に出合ったのは1997年の夏のことだった。今は無き某大学生協のCD売り場だった。当時CDはまだ再販制度にガッチリ守られていたので、そこで行われる年2回のCDセールは、学生はもとより安月給のサラリーマンにも大変有難いものだった。いつものように売り場を物色している時に耳に留まったBGMがあった。それがBonnie Pinkの“Heaven's Kitchen”だった。

髪を赤く染め、ボーイッシュなファッションに身を包み、ケッタイな芸名の姉チャンが、洋楽テイストに溢れた非常にセンスのいいロックをやっていた。何とプロデューサーはアメリカでもブレイクしたCardigansのプロデューサー=Tore Johanssonで、わざわざ彼の本拠地スウェーデンまで出かけて行って作ったアルバムだと知って、俄然興味が沸いた。結局、このときのセールで同時期にプロデュースした原田知世の“I Could Be Free”共々、予定外の買い物をしてしまった。

Bonnie Pinkも原田知世も次作のプロデュースを再びTore Johanssonに託したので、すっかりTore Johanssonのプロデュース・ワールドにハマってしまった。Cardigansの人気が下火になって、欧米ではTore Johanssonは忘れられかけた存在だったが、日本では他にもお世話になったアーティストがいたおかげで、逆にすっかりJ-POPご用達の外国人プロデューサーとなっていた。

Bonnie Pinkや原田知世が離脱した後も、SONOという女性シンガーを2作連続でプロデュースした。SONOはその後歌手を止めてしまった。恐らく原田知世の二番煎じ的なイメージから脱却できるだけの個性がなかったからだろう。同じ頃彼が手掛けたデンマーク出身の女性シンガーSolveig(ソルヴァイ)も、2作目がほとんど注目されず、主婦業に専念することにしてしまったようだ。ダンナはTore Johanssonだが、結婚生活は今も続いているのだろうか?

ポニー・キャニオン時代に二大ヒット・アルバムを残したBonnie Pinkは、様々なプレッシャーに疲れ切って、自分の中に発信すべき音楽が無くなってしまった。充電のため、レコード会社との契約を更新することなく、ニューヨークへ移住してしまった。一年後、ポニー・キャニオンはアルバム未収録曲が多数あることに目を着けて、苦し紛れに未発表テイクなども混ぜた2枚のベスト盤を同時リリースした。

相前後してBonnie Pinkはワーナー・ミュージック移籍第一弾シングル“Daisy”を出した。ベスト盤の影にかすんでしまった印象があったが、11年のキャリアを通じてシングル・セールス第3位なのだそうだ(オリコン調べ〜1位はモチロン“A Perfect Day”だ)。

移籍後はアルバムを出すごとにセールスが落ちていったが、プロデューサーを変えながら自分の音楽を充実させて行った。レコード会社的にはそれが歯痒かったのか、6作目をOUTSIDEのMatt Cooperのプロデュースでロンドン録音後、5年振りでTore Johanssonとタッグを組ませた。それが“Tonight, The Night”だ。Matt Cooperには申し訳ないが、彼がプロデュースした曲は全てこの1曲に食われてしまった。今回のベスト盤にも1曲も収録されなかった。

そして、ファンの期待を一身に集めた7作目“Even So”が出た。Tore Johanssonとのコンビが完全復活した。Tore Johansson自身も作風が随分変っていたが、ポニー・キャニオン時代と同じコンビが作ったとは思えないほどの変貌振りが、非常に新鮮で嬉しかった。“Tonight, The Night”で提示された新しいスタイルがギッシリ詰まっていた。その充実振りは次作に引き継がれ、“A Perfect Day”に結実したといったら過言だろうか?

<後編に続く>
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2006年08月12日

BONNIE PINK − Every Single Day (July 2006)〜後編

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いつも以上に長い前置き(=前編)になってしまったが、構わず続けよう。本作はそんな上昇気流に乗ってリリースされた。発売2週目の時点でアルバム・セールスの自己記録第3位に躍り出た(オリコン調べ)。“Heaven's Kitchen”を抜いて1位になるのも時間の問題だろう。

あいにく発売日がSMAPと重なったが、それでも8/7付オリコン・ランキングで堂々の初登場2位だ。SMAPの32万枚には遠く及ばない16万枚弱だったが、8/14付では首位をV6のベスト盤(108千枚)に阻まれながらも、91千枚と好セールスをキープ。初登場一番人気の倉木麻衣“Diamond Wave”(78千枚)を抑えて第2位の座を守った。好調さはDVD付限定盤が街中のCD店から姿を消している事からも明らかだ。Amazonですら品切れだ。

2枚組CDに6曲のビデオ・クリップを収録したDVD付で3,500円というのは、非常に値頃感がある。CD1枚モノのアルバムに2曲程度のビデオ・クリップしか入っていないDVD付で4,000円近い値段の新譜が多いからだ。既に制作費は回収済の音源が大半を占めるベスト盤の場合、その分パッケージ・デザインやオマケにかなりの予算を注ぎ込めるものだが、今回は価格を抑える戦略に出た。往年のファンはモチロン、最近ファンになった人や興味を持った人の背中を一押しするのに十分な売価設定だと思う。一方、通常盤が3,300円なのは、限定盤がほとんど姿を消した現状では、セールス的には逆効果かもしれない。

本作の構成は、Disc1がポニー・キャニオン時代、Disc2がワーナー・ミュージック移籍後と、はっきり区分けされている。前者が1995〜1998年、後者が1999〜2006年、オリジナル・アルバムの枚数に換算すると3:8というアンバランスさだ。ポニー・キャニオン時代は二大ヒット・アルバムを全面的にTore Johanssonに委ねたため、他のサウンド・クリエーターとのコラボはほとんどアルバム未収録になってしまった。その辺もフォローすると、こういう配分になったということだろう。ポニー・キャニオン時代は如何に音楽活動に忙殺されていたかが窺える。レコード会社との契約を更新せず、国外逃亡したくなったのも無理は無い。

このことは実際に音を聞いてみれば一層ハッキリする。ワーナー移籍後はプロデューサーが誰であっても割りと一貫性があるが、ポニー・キャニオン時代は今のスタイルからは想像できないような歌い方やアレンジの曲もあって、如実に暗中模索の時代だったことを物語っている。突出して声圧の高い“Surprise!”の腹式の発声による野太い歌声には今更ながら驚いてしまったし、“泡になった”の1970年代の山下達郎風なアレンジはあからさまに他の邦楽アーティストを連想させるという点で珍しい。

Disc1は13曲中6曲もTore Johanssonプロデュース曲があるのに、他の7曲が前述のようにバラエティ豊かで、近年の曲しか知らない人達には殊更新鮮ではないだろうか?こういう方面に興味を持たれたなら、アルバム未収録曲を中心に構成されたポニー・キャニオン時代のベスト盤をお勧めします。

Disc2は何かとTore Johanssonとのコンビ復活が取り沙汰されることへの反発からか、意外にも15曲中3曲しかない。冒頭を飾る“So Wonderful”や今やキャリア最大のヒットとなった“A Perfect Day”は、実はBurning ChickenというTore Johanssonの弟子たちのプロデュース作品。逆にもう1曲の目玉曲“LOVE IS BUBBLE”は、艶かしい歌詞と昭和歌謡をモチーフにした分厚いブラスがDisc2の中でも異彩を放っているが、ミキシングを手掛けたのは意外にもTore Johanssonなんだとか。

入門編にしては盛り沢山過ぎる内容に、思わずComplete BONNIE PINK (1995−2006)という副題も満更ではない気がした。が、本作に収録されることを切望していた曲がもう1曲あったことを思い出した。サントリーチューハイ「カロリ」のCM曲だった「ダンシング・シスター」(原題:I'm In The Mood For Dancing)だ。この曲は今のところ“Last Kiss”のシングルにしか収録されていない。昨年のカバー・アルバムにも収録されなかったので、近年の新趣向として本作に入れても良かったんじゃないかと思う。否、ぜひ入れて欲しかった。

それにしても、こんなに美人なのに、どうしてデビュー当時はそれを隠すようなイデタチだったのだろうか?髪を染めるのを止め、髪を伸ばし始め、キャミソール・ファッションに身を包むようになったら、昨年はオンワードのイメージ・キャラクターに起用されてモデル・デビュー。今年は何とソープ嬢役で女優デビュー。来年はいよいよ自ら化粧品のCMに登場するんじゃないだろうか?あらぬ妄想が頭の中を駆け巡り始めたので、CD2枚組+DVDというボリュームに相応しい長さのレビューもこの辺で止めましょう。(笑)
posted by SunHero at 23:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽レビュー(日本) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする