BEST OF SOULHEAD(通常盤)AICL-1803 ¥3,059(税込)
2002年8月、シングル“STEP TO THE NEW WORLD”で衝撃的(?)なデビューを飾ったSOULHEAD。姉妹デュオの先輩=DOUBLEが登場してきた時にもブッ飛んだが、その上を行く衝撃を受けたのが、翌年3月に出たファースト・アルバム“OH MY SISTER”だった。あれから4年、シングル曲を網羅したベスト盤が出た。実はセカンド・アルバム以降、全く聞いていなかったので、空白の時間を埋めるべくというか、SOULHEAD再入門の気持ちで本作を買った。
なぜ急に聞かなくなったのかといえば、音楽業界に立ち込めたCCCDという暗雲のせいだ。例えご贔屓アーティストであってもCCCDで出したら買わないことを誓い、BoA以外は本当に買わない時期があった。BoAにしてもリミックス・アルバムは買わなかった。CDの売上が落ち込み続けている原因を業界の外部にばかり追い求めるレコード会社の姿勢に、微力ながら抗議したかったのだ。
CCCDが終焉を迎えた2005年以降も、そうやって聞かなくなったアーティストの多くは、なぜか再び聞こうという気にならなかった。SOULHEADも実はその部類だった。見事に疎遠になっていた。もはや自分から積極的に活動状況などを調べようとは思わなかった。今年になってベスト盤のリリースを知った時も、予約をしてまで買うべきかどうか迷ってしまい、発売後もしばらくは決心が付かなかった。DVD付の限定盤が売り切れる店舗がチラホラ見受けられるようになって、やっと重い腰を上げた。
リリース順に並べられたシングル曲を聞いていて、思わず苦笑した。“NO WAY”以降の曲は聞いた記憶が無かったからだ。2004年春のメナード化粧品のCM曲だった“YOU CAN DO THAT”はCMで聞いていて、結構気に入っていたようだ。明らかに聞き覚えがあり、恐らくこの曲のせいで、CCCDだったセカンド・アルバムを何度も買いそうになったのだと思う。ようやくフル・バージョンで聞けた感激は一入だった。これ以降の曲もクオリティが落ちることなく、最後まで心躍らせながら聞くことが出来た。
ベスト盤で振り返ると、4年半の活動のキセキが僅か1時間程度でおさらい出来てしまうから、後半の曲もマンネリ化せずに聞かせてしまうクオリティの高さも、ついつい当たり前のように受け止めてしまいがちだ。実は4年半に亘って維持してきた努力の賜物だ。しかも、姉妹のハーモニー・ボーカルこそがSOULHEADの強みだと思っていたら、最近のシングル曲ではリード・ボーカルが前面に出てくる傾向が顕著で、とても新鮮な驚きだった。
4年半ずっと聞き続けてきたファンには全く面白みのないベスト盤だと思うが、私のようにブランクあったりすると非常に有難い内容だ。しかも、3年のブランクの間に出したオリジナル・アルバムが2枚だけというのも、これから本格的なおさらいをしてみようかと思っている人たちには好都合だろう。
ただし、この手の音楽に付き物のリミックス・アルバムが2枚も出ているのに、本作には1曲も選曲されていない。謂わば「裏ベスト」的なアルバムだから、重複を避けるという意図があったのかもしれないが、尚更その辺も押えて置く必要があるように思う。というか、私が個人的にそういう作品にも興味があるだけなのか?
とにかく、これを機にまたSOULHEADを聞き始めようかな〜?と思っているが、件のセカンド・アルバムは未だにCCCD(正確には「レーベルゲートCD」)なのだろうか?ワーナー・ミュージックのように非CCCDで再発するのも滑稽な話だが、真面目にCDを買っている音楽ファンに対する誠意ある対応だとは思う。果たしてソニー・ミュージックはどうなのよ!
BEST OF SOULHEAD (初回限定盤)(DVD付)AICL-1801〜2 ¥3,990(税込)


