SunHeroがフェイ・ウォン、ケリー・チャン、ジジ・リョンの次の世代の女性歌手と勝手に位置付けている一人が薛凱h(フィオナ・シッ)です。2004年に“F” Debutというアルバムでデビューしたときから聞き続けておりますが、アーティストとしての方向性がはっきり見えてきたのが4作めに当たる本作です。そういうわけで今まで何となく紹介するタイミングが掴めないでいました。既に今年6月には初のベスト盤も出てしまい、すっかり本作を取り上げるタイミングを逸していますが、滞りがちなアジア物の紹介を一気に挽回すべく、年末に駆け込みピックアップということに致しました。ここまでタイミングを外すなら、もっと早く取り上げておくべきでしたね。(年末恒例の反省!?)
薛凱h(フィオナ・シッ)は、デビュー当初こそコケティッシュなルックスの印象そのままにアイドル然とした歌を歌い、Music Video(以下、MV)でもイメージ通りでしたが、程なく女優デビューも果たし、本作では同じワーナー・ミュージック所属の先輩=梁詠h(ジジ・リョン)の後継者としてのポジションを確固たるものにしました。というのも、セカンド・ヒット曲「小峽谷之1234」では、ジジ・リョンの弱点であるアップテンポの曲を見事にクリアしてみせたからです。
この曲はファースト・ヒット曲以上に好評を博したらしく、この第二版にはリミックス・バージョンも収録されています。ただし、第一版に収録されている別バージョンを知っているだけに、このリミックスには少々ガッカリしました。今ではあの「社會歌」という別バージョン1曲だけのために第一版を買っておいて良かったと思うほどです。
というかですねぇ、ファースト・ヒットの「糖不用」の北京語バージョン「雪花瓢」は第二版にも収録されているのに、言語だけでなくバック・トラックまで作りかえられていた「社會歌」は何で第二版から外されたんでしょうか?まっ、第一版も持ってるから、深く追求するのは止めておきましょう。
それから、第一版を買った際には全く気付かなかったのですが、先日第二版を聞き返していて、YUIのシングル曲をカバーしていることに気付きました。YesAsiaでは「ロックのリズムに乗せて自身への思いを綴った」としか説明されていなかったTrack 5=「Dear Fiona」は、実はYUIの“Tomorrow's way”のカバーだったんです。あれだけアレンジが似ているのに、第一版を買ってから1年近くも気付かなかったのは不覚でした。深く反省しています。
噂によるとジジ・リョンはワーナーから移籍するらしいですね。そうなると名実共にワーナーの次世代女性歌手の旗手を担うことになると思います。そうしたタイミングも見据えて、ベスト盤を出したのでしょうか?次のステップでは、大人の歌手・女優として一皮剥けたフィオナ・シッと対面することになるのでしょうか?ちょっぴり不安ですが、楽しみでもあります。
P.S. 実は今年の初めにチョッピリだけ取り上げていましたね。
2007/1/6 初荷だ!初荷だぁ〜! (音楽ニュース)
ちゃんと紹介するまでに一年も掛るなんて!(恥)


